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おはやし

イ) 博多にわかで使うお囃子は「ぼんち可愛いや」が定番です。そのほかには「春道(しゅんどう)」(別名「道ゆき」)が使われることもあります。「ぼんち可愛いや」は「ぽんち可愛いや」や「どんたく囃子」と呼ばれることもあります。

ロ) 元唄は江戸時代の江戸で流行った尻取り歌だそうです。文化(1804〜1818)時代のものといわれものと嘉永(1848〜1854)時代のものといわれるものがあるそうです。原曲名は「おもちゃしりとり子供歌文句」です。詩数四十六句あるもののうち二十五句から二十八句を下呉服町の菓子屋の河原田平兵衛が江戸に納豆菓子の修行に行ったお土産に持ち帰ったものだそうです。河原田家は寛政11年(1799)に藩主の命により「復古堂」という堂名を貰っています。元唄は「坊やはよい子だ寝んねしな 品川女郎衆は十匁 十匁の鉄砲玉 玉屋の花火は大先祖」です。「坊やはよい子だ」を大阪言葉の「ぼんち可愛い」に替え、「玉屋の花火は大先祖」を「玉屋の川いすっぽんぽん」に替えたそうです。

ハ) 今の「ぼんち可愛いや」の歌詞は次の通りです。

   ぼんち可愛い 寝んねしな
   品川女郎衆は 十匁
   十匁の鉄砲玉
   玉屋が川ぃ すっぽんぽん

   一度は気休め 二度はうそ
   三度のよもやに ひかされて
   浮気男のくせとして
   女房にするとはしゃれかいな

   もうしもうし車やさん
   ここから柳町ぁ なんぼです
   大勉強で十五銭
   三銭まけとけ あかちょこべ

   もうしもうし床屋さん
   頭をハイカラさんに つんでおくれ
   後ろ短く 前長く
   なるだけべっぴんさんが 好くように

ニ) 元唄は尻取り唄だったのですがこの歌詞では尻取りになっていません。昭和の終り頃に古老が作詞をしました。尻取りになっていてよくできていますが定着はしませんでした。その歌詞を紹介します。

     春はどんたく 夏は山笠(やま)
      山崎街道、定九郎
      苦労するのも 主のため
      為朝、無双の弓を貼る
 (また「春はどんたく…」と戻り尻取り)

      櫛田神社の銀杏(ぎなん)の木
      軒端に はためく日の御旗
      果し合いする巌流島
      島田くずしに つげの櫛
(また「櫛田神社の銀杏…」と戻り尻取り)



ホ) 次に三味線・リコーダー・ギターでの演奏用のものを紹介します。極めて独自のタブ風になっています。わかりにくいと思います。どうしてもわからなければ、あきらめてくだい。むしろうまく弾けるようになる方が奇跡かも知れません。







[参考資料]

    「明治の博多」  (昭和46年 橋詰武生氏 著)
    「博多どんたく読本」(平成4年 岡部定一郎氏 編集  福岡市民の祭り振興会 発行)